血清尿酸値が高くても、それだけで「痛い」「苦しい」などの症状は起こりません。しかし高尿酸血症が持続、つまり血清尿酸値が高いのに治療をせずにそのままでいると、痛風、尿路結石症、慢性腎臓病(CKD)、腎不全といった疾患のリスクが高くなります。
痛風は、高尿酸血症に高い頻度で合併します。痛風発作は、ある日突然起こります。関節が赤く腫れ上がり、がまんできないほどの激しい痛みが起こります。
尿路結石症は、尿路に石ができる病気で、非常に激しい痛みを伴います。
腎障害が重症化した場合には、透析が必要になります。透析は、入院あるいは通院で、毎日~数日おきに血液中の老廃物を取り除く治療で、大変な苦痛を伴います。
- 症状がないからといって油断してはいけません
- 高尿酸血症を放っておくと