酸性尿が持続している場合、尿酸の溶けやすい尿の状態を目指し、尿路管理を行います。尿路管理では、1:水分を十分に摂って、尿の量を増やす、2:食事療法・薬物療法で、尿をアルカリ化する、といった治療を行います。
十分な水分の摂取
尿の量が増えれば、溶ける尿酸の量も増えます。そのため尿路管理では、1日の尿の量が2リットルくらいになるように、水分を多く摂ることを心がけます。
尿のアルカリ化
■食事療法
食事については、尿を酸性化する肉などを控え、尿をアルカリ化する食品を中心としたバランスのよい食事を心がけましょう。
■薬物療法
これらの治療で十分に酸性尿が改善しない場合には、尿アルカリ化薬(クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム配合剤、重曹など)を服用します。